赤ちゃんはみんな天使です。寝ているだけでも、無表情でもかわいいです。出産して、毎日見る我が子の可愛さに、うちの子、ひょっとして赤ちゃんモデルできるのではと思う親御さんは多いのではないでしょうか。私も、その一人でした。ずばり、赤ちゃんの頃(0、1歳頃)ならモデルができる可能性は十分にあると思います。今回は我が子が受けた赤ちゃんモデルオーディションについて、詳しく書いていきたいと思います。
オーディションへの申し込み
始めに私は、我が子がオムツのパッケージモデルになるとしたらどうしたらいいのかと調べ始めました。そして、たどり着いたのが、大手赤ちゃんモデル会社のテアトルアカデミーです。必要事項と子供の写真を送ることで、申し込みが出来ます。
そして、申し込みをしてから、数週間後、テアトルアカデミーから封書が届きました。
中には1次審査合格通知と2次審査のオーディションのための日程の詳細とエントリーシート(子供用履歴書)が入っていました。
オーディション当日の流れ
2次審査のオーディションは受けるか正直悩みましたが、これも経験!と思い、夫に相談し、受けることに決めました。子供より親がドキドキしてます。時間は決められていたので、その時間に間に合うように早めに家を出ました。
受付
高田馬場駅から徒歩約10分で会場に到着しました。
会場の入口を入ると、1階が受付になっていました。受付で名前を伝えて、記入したエントリーシートを渡し、受付番号を受けとりました。受付番号は先着順になっているようで、我が子は130台でした。もらった受付番号は母親の左肩に付けました。
2階へあがると、待合室が何部屋かあり、授乳室の中にはおむつ台もしっかり完備されています。
待合室は10番単位で待つ部屋が分けられていました。皆さんオムツを変えたり、授乳やミルク、スキンシップをして赤ちゃんのご機嫌を上手に整えていました。私もミルクたくさんあげて、オムツも変えて、準備はバッチリです!
説明
そして、受付番号順の約10名の準備が整ったら、担当の方から以下の内容の説明がありました。(私の覚えているところのみ抜粋)
- テアトルアカデミーとはどんな会社か。
- テアトルアカデミーで有名なタレントは誰か。
- いないないばあは約30人中18人がテアトル所属している。
- 会社に所属したとしても、必ず仕事が入る訳ではない。相手先が子どもを選ぶため月齢や設定によってどんな子が選ばれるかが決まる。
- 保護者にはできるだけ、撮影前に上手く子どものコンディションを持っていけるように努力してほしい。
- スタッフが、初めての現場などサポートする。初めての現場でも安心して保護者が行くことができる。
- スタッフが現場へ行きサポートすることが、テアトルアカデミーの信頼度や仕事の依頼が多い、一つの理由である。
上記の説明で、いないいないばぁの赤ちゃんの半数以上はこの会社で契約している子供たちと聞いて驚きました。
…と、その時、説明を聞いていると、うちの子のおしりから大きな「ぶりぶりぶりっ」の音が…。そうです。ミルクを沢山飲んだことで押し出されて大量のうんちが…。慌てて、部屋を飛び出し、オムツ台でオムツを替えました。ハプニングはつきものです。ウンチ漏れは回避でき、ホッとしたのも束の間、面接の準備が整ったのでと呼ばれました。
同じ部屋で説明を聞いていた10組で、そのまま面接会場へと移動しました。
面接
面接会場に着くと、離れて机が3つずつ並んでいました。それぞれに面接官が3名いて、机越しに1対1(親子はセット)で面接します。
番号が呼ばれ、面接官の待つ机の前の椅子に、子どもの顔が見えるようにして座りました。
面接官の方は、とても笑顔で世間話をして私の緊張をほぐしてくれました。そしてエントリーシートを見てから、私に以下の質問をされました。
・「お子さんの特技や特徴を教えてください。」
・「今後どんな活動をしていきたいと考えていますか。」
面接官によっては、質問内容は全く違うのかもしれません。面接官の方は、私が答えた内容をしっかりメモをしていました。面接官は若い男性の方で、泣かずにどっしりと座る我が子を、とても誉めて下さいました。
カメラテスト
面接が終わると、カメラテストをする部屋へと案内されました。外廊下に取り付けてあるテレビに、部屋の中の様子が映し出されています。
カメラテストをする部屋には、テアトルアカデミーの上司人(名札が確か○○部長さん?のような方)が3名いらっしゃって、真剣な表情で赤ちゃんとお母さんを見ていました。
面接と違って1人ずつ皆の前で呼ばれ、カメラテストをするので、とても緊張します。
具体的にカメラテストとは…線が書いてあるとこに親が立ち、赤ちゃんをカメラに向かって抱っこして、カメラに映すだけ!
そして、アナウンサーのような声の方が「最近のお子さんの様子を教えてください。」と聞いてくるので、最近の子どもの様子を伝えます。
私は順番になり、子どもをカメラに向けて抱っこして、大きな声で名前と最近の様子(例:つかまり立ちができるようになりました)を伝えました。
近くには赤ちゃん担当係がいて、いないないばあのようなことをして笑わせせようとしてくれたのですが…。うちの子、全く笑わず(‘_’)
笑わせようと子どもを上下に揺らしたら、「止まってくださいね、お母さん」と言われました。後から思えば、カメラテストでは赤ちゃんの顔をかなりアップで撮っているので、しっかり撮影するためにも、そう言われたのだと思います。
ウンチも出て眠くなってきた我が子は、面接・カメラテスト共に、真顔でオーディションを終えました。
泣かなかったから、よしとしよう!