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仕事をしながら不妊治療を行う人が不妊治療を職場に言えない理由|上司や同僚はどう声を掛けるべきか。

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あなたは仕事と不妊治療の両立で悩んだことはないですか。

私はとっても悩みました。

不妊治療をされている方は分かると思いますが、病院へは自分で行きたい日を選択して行くことができません。

実際私の場合、生理がきて◯日後、卵胞の大きさを見るのに◯日後、採卵日は◯日、胚移植は◯日と医師から指定された日に行かなければなりません。

しかも体外受精をする場合、私の場合は最低でも1周期5回は病院へ通わなければいけませんでした。

もしあなたが毎月最低5回、半休や年休をとると考えてみてください。

休みを取りにくくないですか?なんと上司や同僚に言いますか?

毎月休みをとるのも、他の人が私の仕事を負担していると思うと申し訳ない。

初めは理由を上司には言わないで、職場へ有休の申請を出し、病院へ通っていました。

そのような方は多くいると思います。

何故ならば、簡単にいうと不妊治療をしていることを言いにくいからです。

言えば、同僚達に不妊治療をしていることが広がってしまうのではないか。

不妊治療に理解があればいいけれど、理解がない人、知識がない人がどう思うか。

不妊治療していれば子供は生まれるという間違った認識の目で、周りからのプレッシャーを感じるのではないか。

ネット上にもこのような書き込みをしている方がいます。

私も色々なことを考え、初めは言えませんでしたが、何ヵ月も不妊治療をしていると急な休みを何度も申請して、やはり上司は心配します。

言わなければならないときが、ついにきた…。

私は大事な話があると、上司と一番仕事上の関わりのある先輩を呼び出し、話を切り出しました。

「実は子供がほしくて、なかなか出来なくて不妊治療をしています。今までも実は不妊治療でお休みを頂いていたのですが、今後も何度か病院へ行かなければなりません。不定期になるため迷惑をかけて大変申し訳ないのですが、お休みを数日頂けないでしょうか。」

なぜか、気付けば目に涙が溜まっていました。

多分上司も先輩もびっくりしていました。

私は今まで、言いたかったけど職場に言えなかったこと、今後休みを取ることへの申し訳ない気持ち、でも理解してもらいたい気持ちでいっぱいいっぱいでした。

上司と先輩から

「今まで辛い思いをしてきたね。話してくれてありがとう。お休みとってね。いつ休みたいの?」

と言われて、その優しい言葉に涙が溢れました。

嫌な顔せず、受け入れてくれたこと、そしてその優しい言葉に私は不妊治療を前向きに取り組んでいこうという決意に繋がりました。

私と同じように、職場に伝えて良かったという方の投稿を見つけました。

上記の方や私の例は職場に言って良かった例ですが、残念ながら、職場の方に伝えて、悲しい思いをした方もいるようです。

不妊治療をしている人が身内や友人にいたり、その経験を実際してないと、なかなか不妊治療を理解してもらうのは難しいのが現状です。

そして、多くの方が仕事と不妊治療の両立を難しく感じ、退職せざるを得ない現状があります。

私も、1年間不妊治療して授からなければ、職場に迷惑をかけるので退職しようと考えていました。

「不妊治療か仕事か、どちらかを選ばなくてはならない。」

仕事を辞めたくないのに、仕事を辞めざるを得ない。

仕事を続けたくて、不妊治療を諦めざるを得ない。

この選択をしなければいけないのは、とっても辛いです。

社会全体で、不妊治療に対する理解と休みが取りやすい会社環境への見直しがさらに進むことを切に願います。

ぜひ、この記事を読んで、会社に不妊治療をされている方がいれば、その方も同じ気持ちでお休みをされているかと思います。

「また休みとるの?」

などと、冷たい言葉でなく、

「いってらっしゃい。」

と暖かい言葉をかけてください。

どうかお願いします。

もみじ

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