私は26歳の時点でAMH0.20ということもあり、不妊治療を経て、6回目の採卵(胚移植3回目)で奇跡的に妊娠しました。
しかし、妊娠判定がでたからといって、まだまだ安心はできません。
今回は私の妊娠後の実体験について、書いていきたいと思います。
(今までの私の不妊治療についての実体験記事は下記からご覧下さい。)
突然の出血・・・・
不妊治療の病院で胎嚢が確認でき、一般の産婦人科に移るべく紹介状を書いてもらいました。いつ、終わるかわからない不妊治療を卒業し、これから楽しい妊婦生活を送れるのだと思っていた矢先、事件は起きました。
それは胎嚢確認から、1カ月足らずの出来事でした。
朝、トイレに行ったときに気づきました。なぜか下着に血が付着していました。
「えっ??うそでしょ・・・・・?」
始めは、様子を見てきっと止まると思っていましたが、生理4日目ぐらいの出血量になっていました。
私はよくないことを考えて頭が真っ白になり、何もできずしばらく泣いてしまいました。
連絡する(電話する)
夫
どうしていいかわからず、まずは仕事中の夫に電話しました。私よりかなり冷静に夫が、
「まずは今までかかっていた不妊治療の病院に連絡する。状況を説明し、本日診てもらいたい旨を伝える。難しければ、来週行く予定の産婦人科に連絡し、同じく状況を伝え、本日診てもらいたいとお願いする。」「病院にいくかどうか分かり次第、報告してほしい。」
と言われ、パニック状況だった私は、今やるべきことを理解し、少し冷静になることができました。
病院
私は、まず不妊治療の病院に連絡して上記のことを伝えましたが、妊娠後の検査等は産婦人科に診てもらうようにと断られてしまいました。まだ1度もかかったことのない産婦人科で診てもらえるのか不安はありましたが、今日見てもらいたい旨を伝えると産婦人科医院は快く診て下さると返答してくれました。
職場
病院での診察予約が取れたのが午後だった為、私は午前中のみ職場に行きました。そして職場の上司に、午後は時間休を取得し帰宅する旨を伝え、病院へ行きました。(出血はあったもののお腹の痛みもなく、職場の近くに産婦人科があったので、何かあったときにすぐに病院へ行けると判断し職場へ行きました。)
病院で状況を説明し、胎児の様子を診てもらう
初診だったため、予約時間より早めに病院へ行き、問診票の記入をしました。名前が呼ばれ、医師に状況を詳しく説明し内診をしてもらいました。
内診台に乗り、医師から驚く言葉が返ってきました。
「胎児は大丈夫とっても元気ですよ。出血の原因はポリープです。」
なんと子宮口の入口部分に2,3㎝程のポリープができていて、歩いたり動くことでポリープが擦れて出血したということ。しかもやっかいなことに、子宮口の入口にあるため、この大きさならもう採らずに様子を見た方がいいと言われました。
・激しい運動をしない。
・できるだけ安静に。
・腹部の痛みや出血がある場合はすぐに連絡をする。
上記のことを医師からは言われ、次回1週間後に診察するということで帰宅しました。
油断は禁物
普段は自転車通勤ですが、出血があった為、交通機関はバスを利用しました。
とにかくこの日は、すぐに帰宅し休みました。
そして、今日の出血が嘘だったかのように次の日には出血は止まり、約1週間足らずの同じ朝にまた出血がありました。
今度の出血は生理3日目ぐらいの量でした。
「出血量が多い・・・・。」
私はすぐに病院へ連絡し、午前中に受診することができました。
「胎児は大丈夫。しかしポリープが大きくなっている。それに加え、子宮が大きくなるにつれて、ポリープが下がってきているね。」
「仕事は1週間しないでください。1週間必ず自宅で安静に過ごして下さい。」
病院で診断書を書いてもらいました。
診断名は「切迫流産」でした。
職場に診断書を提出し、夫と相談し、私は自分の実家で1週間安静に過ごすことになりました。
原因により絶対安静、もしくは手術
いつなにがあるかわからない状況だったので、自分の実家に帰り、自分の両親もいる中で安静にしていました。
ほとんど布団で寝ている日々でした。
「もう血はでないでおくれ」
「このまま赤ちゃんが、無事に元気に育ってくれますように」
そして1週間後が経とうとするとき、さらなる事件が起きました。
トイレに行ったとき何かが手に触ったのです。
ポリープらしきものが、下から顔を出していました。
私はすぐに病院に連絡し、実家から2時間かけて産婦人科へ行きました。
医師に診てもらい、診断結果は・・・
・ポリープが大きくなってきて、膣からでてきているとのこと。
・ポリープが引っ張られたり、切れたりすると子宮にいる胎児が危ない為、至急手術が必要とのこと。
・ポリープを取るためには、現在の産婦人科だと医療機器が整っていないため、大きな病院に行った方がいいとのこと。
そして、紹介状をもらって大きな病院へ行きました。
実家近くの大きな病院で内診後、その場で溶ける糸でポリープを結び、切除してもらいました。切除時のポリープは約8㎝の長さまで成長していました。
産婦人科選び
奇跡的に、お腹の赤ちゃんも順調に育っていましたが、またこのような事態が起きる可能性もあるので、ポリープを取ってもらった大きな病院で出産後までお世話になることを決め、定期健診・入院予約もしました。
私の場合、ありがたいことにその後は出血等もなく、無事に子どもを出産することができました。
病院を二回も変えることになりましたが、実家近くの大きな病院だったため、最後は安心して出産までを迎えることができました。
今回の経験から学んだこと
妊娠後、緊急時に備えて冷静に行動できるように、夫婦でしっかり話し合いをしておくことがとても大事です。
夫婦で以下の内容を話し合い、決めておくことをおすすめします。
- 緊急時の連絡先の確認(夫・実家・病院・救急等)
- 産婦人科の選定(定期健診・出産時)
- 職場への妊娠の報告時期
- 妊娠期どこで過ごすか(自宅・実家)
とにかく、緊急時は慌てずに落ち着いて行動することが大切です。
妊娠してから子どもが生まれるまで、妊婦さんは安心できない気持ち(緊張状態)になるかもしれません。旦那さんは、奥さんを気遣い、積極的に家事等に取り組みましょう。そして赤ちゃんの力を信じて、お腹の赤ちゃんに語りかけたり、できればリラックスをして妊娠期を過ごすことが、赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても、良いことなのではないでしょうか。
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