この記事を見て下さっているということは、2人目を希望しているのだけど、なかなか授からず不妊治療に進むか悩んでいる、もしくは進む決意をされている方かと思います。私自身1人目の子供を体外受精で授かり、2人目も不妊治療で授かりたいと思い、現在進行形で通院しています。
今回は2人目のために不妊治療に通う私が、実際に病院に通ってみて感じたことを、自身の経験を交えて書いていきたいと思います。
1人目は自然妊娠で授かったけれど、2人目がなかなか授からず、不妊治療を検討されている方も、ぜひ参考にして頂ければと思います。
2人目の不妊治療でぶつかる壁とは!?
1、病院選び
初めて不妊治療の病院へ通う方は、自分に合った病院選びが大切です。病院によって費用や距離、医師の方針が違うので、よく調べて初診にかかることをおすすめします。この病院でいいのか迷った場合は、セカンドオピニオンとして別の病院にかかると、どちらの病院が自分に合っているかが比較しやすいかと思います。
1人目を不妊治療で授かっている方は、行きつけの病院があるかと思います。2人目の不妊治療を同じ病院で行うかは見直しが必要です。
なぜならば、子供が生まれて自宅の住所が変わり病院が遠くなってしまった場合や、行きつけの病院が引っ越しをした場合などがあるからです。病院は正直、近いに越したことはありません。
しかし私の場合、自宅の引越しに伴い、2人目の病院は家の近くの病院を初診で受診しました。数回通い、1人目の医院の方が方針や先生の相性が合っていたため、結局1人目の医院に戻りました。
自宅からの病院の距離も大切ですが、病院と長い付き合いになることも踏まえ、あなたの信頼できる病院を選ぶことが大切です。
2、子供の預け先
不妊治療を行うと、病院に数日~何十回通院する可能性があります。そして通院日は医師から伝えられるため、早く分かっても数日前で、急な時は「明日来て下さい」なんてこともあります。また、ほとんどの不妊治療の病院は、診察室に子供を連れて行くことは禁止、もしくは連れて行ってはいけない雰囲気があります。
そんなとき、1人目の子供をどこに預けるかを考えなくてはなりません。この問題が2人目の不妊治療で一番悩む問題なのではないでしょうか。
親戚に預ける
私の場合、病院が家から遠方にあり、子供を電車に乗せ、食事や着替えなどの大量の荷物を持って来院することがとても大変でした。そのため、通院時はほとんどは自分の両親に子供を見てもらいました。子供の負担も考えて、親戚に預けるのが1番かと思います。けれども、なかなか両親に子供を見てもらうことが難しい方もいらっしゃるかと思います。
(例)夫→妻の両親→夫の両親→自分の兄弟や仲の良い近所の方、仲良しのママ友
上記のような順番であたってみて、難しければ別の預け先を検討されると良いと思います。
子供の来院0Kの病院や病院の保育サービスを利用する
現在、クリニックや産婦人科では預かり保育を病院内外の施設で行っているところが増えてきています。私も実際利用しましたが、病院まで連れて行く大変さを除いては、子供も楽しく過ごせたようで、とても助かりました。こちらのサイトで子供の預かりや子供来院OKの不妊治療専門病院の一覧が見られます。
自治体の一時預かりを利用する
自分の住んでいる、自治体の一時預かりサービスを利用することも1つの方法です。自治体によっては、○時間までなどと預かり時間の制限や金額にも違いがあるので、よく調べて利用しましょう。東京都にお住まいの方はこちらからお調べ頂けます。
また地域によってはファミリーサポートサービスが活用できると思います。時間の制限はあるかと思いますが、ベビーシッターを利用するよりも価格を押さえて利用されたい方にはおすすめです。多くの自治体でこのファミリーサポートサービスを行っているかと思いますので、お住まいの地域にサービスの内容をぜひ調べてみてください。
民間の一時預かりを利用する
自治体でなく、民間で運営している一時預かりサービスもたくさんあります。民間の一時預かりの場合、運営時間内であれば利用時間制限がない施設も多いので、長く預けたい方には利用しやすいのではないでしょうか。
保育地図 「こんなにあった!東京で時間いくらで預けられる託児所21選!」
ベビーシッターを利用する
ベビーシッタ一を利用する場合、預かってもらう場所を選べることが利点ではないでしょうか。お家でゆっくり過ごしたり、よく行く公園や児童館、親子広場で遊ばせたりするのもお願いすれば可能です。こちらのサイトが参考になるかと思います。
3、加齢による卵子や精子の衰え
当たり前ですが、1人目妊娠のときよりも2人目が欲しいと思ったときには、あなたは歳をとっています。
卵子・精子の質は年齢と共に衰えていくと言われています。
そのため2人目の妊娠の方が、単純に1人目の妊娠よりも妊娠しにくくなると思って下さい。
出産後、次の妊娠までに必要な体づくりの年数は、産後約1年と言われています。
1人目が体外受精で授かった方は、約1年後の出来るだけ早い時期に妊活することをおすすめします。
またビタミンDの数値がもともと低い方は、妊活に備えて早め早めからサプリメントなどで数値をあげておくことをおすすめします。
(妊活で摂取したいサプリメントなどの情報はこちらの記事をお読み下さい。)
4、長期戦になる可能性やもしもの時の心構え
年齢を重ねてからの不妊治療・妊娠は以下の可能性があることを心に留めておきましょう。
- 自然妊娠が難しい。
- 精子が少ない。
- 精子が前進しない。
- 良い卵子が育たない(無卵子のため採卵しても卵子が取れない、未熟卵子など)
- 受精しない。
- 受精後細胞分裂が止まる。
- 子宮の状態が良くないため、着床しにくい。
- 着床しても流産する可能性がある。
- 子供が病気や障害を伴う可能性がある。
このように、歳をとることによって様々なリスクが高まります。
そのことを心に置いて、また長期戦になる可能性も視野に入れ、気持ちを強く持ってチャレンジしてください。
5、金銭的負担
不妊治療を行う方は金銭的負担が重くのしかかります。都道府県と市町村での不妊治療助成金の漏れなく申請して、少しでも金銭的負担を減らせるよう面倒と思わずしっかし調べましょう。また、申請する場合、どの周期を1回目の助成にするかで、助成される金額が変わってくるかもしれません。助成にも回数制限があるので、夫婦間でよく話し合ってタイミングを逃さないように、申請しましょう。
最後にこれだけはもう一度言いたい
不妊治療を行ったからといって、すぐに妊娠するわけではありません。
「2人目は下の子が面倒が見れる○歳差でほしい!」「制服が使い回しできる、受験が被るように○歳差で」という気持ちもよく分かりますが、1人目の出産で苦労した方や、高齢出産予定の方は、産後約1年後から早期に妊活をした方がいいかと思います。
私も、産後約1年後から妊活していますが、やはり妊娠は難しく今現在、妊活して約半年経ちましたが、今だに妊娠はできていません。
早く妊活しておけば良かったと思って後悔する前に、妊活や不妊治療に早めにチャレンジすることをおすすめします。
以上、私が2人目妊活で実際に通院してみて感じたことや経験についてお伝えしました。
一人でも多くの方が、妊娠に繋がることを願います。
もみじ
(私の1人目の不妊治療の経験を書いた記事は→こちらから←)